粒子系理論物理学研究室
THEORY OF SUBATOMIC PHYSICS AND ASTROPHYSICS
CONTACT
進学や研究室訪問を検討されている皆さんへ
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当研究室の特色
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多角的な視点からの理論物理学の研究
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生涯学び続けるアクティブラーナーを育成する教育
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当研究室に所属する大学院生に期待すること
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理論物理学の研究能力を高めること
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積極的に研究に取り組む態度
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研究室のメンバーとの共同作業や議論
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物理を専門としない人への情報発信(アウトリーチなど)
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九州大学理学部物理学科の学生の方へ
当研究室では学部4年次の特別研究の配属はおこなっていないため、大学院からの参加を前提としたオープンな受け入れ体制をとっています。特別研究の分野にかかわらず、理論物理に興味のある方を歓迎しています。研究室見学や面談は随時受け付けていますので、興味のある方はぜひ気軽にお訪ねください。研究室(教員の居室・院生室)は伊都キャンパスセンター3号館にあります。
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他大学等の学部学生の方へ
当研究室では、毎年、大学院から参加する学生がメインとなっており、新たに九大に入学される方にも自然に馴染める環境が整っています。これまでにも他大学出身の学生が多く在籍し、理論物理の研究に取り組んできました。他大学から進学を希望される方には、大学院入試説明会(例年5月頃開催)の際に研究室訪問の機会があります。
参考: 理学府 物理学専攻 大学院進学案内
また、口頭試問と面接によって十分な学力があると認められた場合に筆記試験が免除される「自己推薦入試」も利用可能です。「自己推薦入試」に合格した場合には、入学の確約が条件となります。この方式での受験を検討されている方や、大学院入試説明会には参加できない(参加できなかった)が当研究室に興味のある方は、以下のフォームからご連絡ください。オンラインでの面談にも対応します。
必ず有効なメールアドレスを入力してください
修了生の研究テーマ
学位論文のページをご確認ください。
日々の活動



研究室の行事(セミナー、研修会等の参加)
研究室では定期的にセミナーや研修会などを行っていますので、それらに参加してもらいます。レクリエーションなどを企画することもあります。過去の行事はイベントにも掲載しています。
ゼミ形式の勉強会
場の理論や宇宙論のテキストなどを学生が中心となって読み進めていきます。当研究室では新たな試みとして、計算の詳細は動画で説明し、メンバー同士で共有することを行っています。蓄積したファイルを後輩とシェアし互いに学び合うスタイルの進め方をします。
修士1年のゼミでは以下のようなテキストを利用しています:
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Mark Srednicki "Quantum Field Theory" (Cambridge University Press)
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Barton Zwiebach "A First Course in String Theory" (Cambridge University Press; 2nd edition)
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Steven Weinberg "Cosmology" (Oxford University Press)
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Peskin & Schroeder "An Introduction To Quantum Field Theory" (CRC Press)
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Michele Maggiore "A Modern Introduction To Quantum Field Theory" ((Oxford Master Series In Statistical, Computational, And Theoretical Physics))
議論・共同研究
研究室での最も重要な活動は、学生が主体的に研究課題を見つけ、研究室のメンバーのサポートを受けながら進め、形にすることです。形にするとは、修士論文にまとめ上げるだけでなく、それを専門としない人にわかりやすく伝えることです。この点が学部教育と大きく異なるところで、多くの学生が戸惑う点です。与えられるのを待っていては卒業はできないでしょう。当研究室では、アクティブラーナーの育成に主眼が置かれているため、自主的に指導教員に議論を持ちかけたり、積 極的に成果を他大学や学会で発表することを強く推奨しています
教育活動
当研究室では、九州大学のティーチング・アシスタント(TA)やティーチング・フェロー(TF)制度を活用して、大学院生が大学教育に関わることを推奨し、サポートしています。これまでに、多くの大学院生がTF資格を取得し、主体的・創造的に教育に取り組むことで、多くの教育成果を挙げるとともに、自身の能力を高めてきました。
アウトリーチ活動
研究成果は研究費をもとに行われており、社会に対してその成果を還元することは大変重要なことです。その考えを身につけるために、アウトリーチ活動に積極的に取り組んでもらいます。一般の人にわかりやすく話せるまでなんども練習、発表形式の模索をしよりよい独自の発表を目指してもらいます。

